EPA(エイコサペンタエン酸)とオメガ3脂肪酸

◆EPAとは

EPA(EicosaPentaenoic Acid=エイコサペンタエン酸)とは人間の生命維持において必ず摂取しなければならない必須栄養素(必須脂肪酸)のひとつ。
いま大注目のオメガ3脂肪酸に分類され、細胞膜の材料となります。

その他オメガ3に分類される脂肪酸としてはα-リノレン酸やDHA(ドコサヘキサエン酸)が挙げられます。

◆EPAの働き

EPAには、細胞膜を整え、慢性炎症を鎮め、毛細血管レベルでの血流を改善する働きがあります。

①細胞膜の改善

細胞膜は2層の脂質の膜でできていて、とてもしなやかなつくりになっています。この柔軟性が外部とスムーズにやり取りをする上で非常に重要になります。この柔軟性を保つ上で不可欠なのがEPAです。

➁慢性炎症の鎮静化

炎症とは、身体に入ってしまった病原菌などに対して免疫システムが反応して体を守ろうとする自然免疫反応。身体にとって重要かつ必要不可欠な反応です。
身体本来の防御反応である急性炎症は熱,腫れ,赤み,痛みを伴い、原因となる問題が解決すれば治まります。

これに対し、慢性炎症は明確な原因がないままにだらだらと続く炎症反応のこと。
自覚症状がなく、それでいて本来攻撃対象でない健康な組織も攻撃してしまうため、じわじわと身体にダメージを与えていきます。
慢性炎症は近年、さまざまな疾病の原因として注目されています。

EPAから生成されるプロスタグランジンE3は慢性炎症を鎮める働きがあります。
慢性炎症が引き起こすと言われている疾病は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患、関節リウマチなどの自己免疫疾患自律神経失調症うつ、動脈硬化、糖尿病、肝臓病、がん、アルツハイマーなど多岐に渡ります。
EPAを積極的に摂取することでこれらの疾病の予防や改善に繋げることができると考えられます。

③毛細血管レベルでの血流改善

毛細血管は極細で、血液細胞(赤血球、白血球、血小板)の直径より細い場合もあります。つまり、血液細胞は自分よりも狭い幅の血管を通り抜けていかないといけません。
細胞膜がゴムまりのように柔らかければ自分より細い隙間にも変幻自在に入っていけますが、石のように硬ければ途中でつっかえてしまいます。細胞膜が硬くなればなるほど毛細血管の血流は滞りやすくなります。
逆に、細胞膜を柔軟にすれば血液細胞が毛細血管をスムーズに通り抜け、血流が改善するというわけです。

EPAは細胞膜を柔軟にし、毛細血管レベルでの血流を改善する働きがありますので、この点でも必要不可欠な栄養素であるといえます

◆疾患に対する効果

EPAは動脈硬化の改善、花粉やアトピーの改善、高脂血症・血栓症・高血圧の予防や、中性脂肪を減らすなど、たいへん有益な働きを期待されている成分です。
その効果は医学的にも証明されており、濃度を高めたものは医薬品として、閉塞性動脈硬化症、高脂血症に治療薬として利用されています(エパデール、イコサペント酸エチルが有名)。
また、国立がん研究センターは青魚などの魚介類をよく食べる人はEPAとDHAの効果でうつ病のリスクが低下するとの調査結果を発表しています。
国立がん研究センター(9/26):魚介類・n-3不飽和脂肪酸摂取とうつ病との関連について
日経新聞(9/27):うつ病のリスク、魚介類食べると減少 国立がんセンター
さらに近年では、痩せるホルモンの分泌促進(ダイエット効果)があることも判明し、研究が進んでいます。

◆オメガ3脂肪酸とDHAについて

脂肪酸には、分子内の結合が一重結合(飽和結合)のみで構成されている飽和脂肪酸と、一部に二重結合、三重結合(不飽和結合)を持つ不飽和脂肪酸があります。基本的に、飽和脂肪酸は常温で固体、不飽和脂肪酸は常温で液体となります。
さらに不飽和脂肪酸の中でも二重結合を1個だけ持つものを一価不飽和脂肪酸、2個以上持つものを多価不飽和脂肪酸と呼びます。
多価不飽和脂肪酸の中でも末端の炭素の位置から数えて3番目の位置に二重結合を持つ脂肪酸をオメガ3脂肪酸と呼びます。

近年オメガ3脂肪酸は大きな注目を集めていますが、残念ながら詳しい成分ごとの違いには触れず、EPAとDHAを一緒くたにして「体に良い成分」とされてしまうことが多くあります。
サプリメントの成分表記でもEPA+DHAの合計値で示されることも多いですが、それは正しい表記方法とはいえません。

抗炎症物質を生成し、細胞膜を柔軟にするのはEPAのみでDHAにはそういった働きはありません。
全く働きが異なるため、しっかりと分けて考える必要があります(DHAは脳内に入って記憶力や学習能力を向上させるといわれています)。

また、EPAからは体内でDHAに変換することができますが、その逆にDHAからEPAには変換されません。
つまり、DHAが必要な場合はEPAを多く摂取していれば補うことができますが、その逆はできないということです。
そういった意味でもEPAはオメガ3脂肪酸の中でも特に重要な脂肪酸であるということができます。

◆EPAを摂取する方法-食生活とサプリメント

EPAはイワシやサバなどの青魚を中心とした魚介類に多く含まれます。近年の日本人は食生活の欧米化でEPAが不足しがち。意識的に摂取していく必要があります。
また、マグロやカツオなどの大型魚類は重金属や環境ホルモンが蓄積されるため、サバやイワシなどの青物小魚から摂取していくのがより望ましいかと思います。
ちなみに、肉や卵に多く含まれるアラキドン酸は炎症作用があるので、要注意です。肉を控えて魚を食べなさい」とよく言いますが、これは実は炎症物質と抗炎症物質のバランスを保つためなのです。

また、EPAは亜麻仁油やえごま油などに含まれる同じオメガ3脂肪酸のαリノレン酸からも生成されます。
ただ、生成効率が悪いため、EPAの摂取を目的とするのであれば魚介類などから直接摂取した方が効率が良いかと思います。

普段の食生活で魚介類を多く摂取できないという方はサプリメントで摂取するというのも一つの方法です。
その際にはEPA+DHAの合計値ではなく、EPA単独でどの程度の量が入っているのか見極めていくことが重要です。
また、マグロやカツオなどの大型魚類からの抽出物を原料としたサプリメントよりもサバやイワシなどの青物小魚を原料としたサプリメントの方が不純物が混入する可能性が少なく安心です。

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